devkitProのインストール

ここではWindowsのdevkitProインストーラを使った方法を説明します。macOSやUnix-like platformsで行いたい場合、公式ページを参照してください。

インストーラのダウンロード

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インストーラのセットアップ

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起動画面。とりあえず次へ進みます。

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環境変数

インストーラーにより、いくつかの環境変数が登録されます。OSをクリーンに保ちたいという方はWSL2や仮想マシンで構築することを検討してください。/opt/*関連はwindowsに関係ないものですね。

Path c:\devkitPro\msys2\usr\bin
DEVKITARM /opt/devkitpro/devkitARM
DEVKITPPC /opt/devkitpro/devkitPPC
DEVKITPRO /opt/devkitpro

アンインストール

「C:\devkitPro\uninst.exe」を使えば綺麗に削除してくれます。

エミュレータのインストール

エミュレータは完成の域まで高まっており、パソコン環境に関しても速度的に申し分ありません。ただし最新のエミュレータはデバッグコンソール出力(Mappy方式)がない為、大昔のVisualBoyAdvance-1.8.0-beta3をオススメします。VBAは日本語のprintfデバッグとして使えるのでまだまだ現役です。微細なタイミングやサウンド動作についてはmGBAを使ってください。

BIOSのインストール

BIOSとはゲームボーイアドバンス本体に内蔵されているプログラムのことです。c言語でいう関数の集まりと思ってください。たとえばLZ77圧縮された画像データを表示したい場合、BIOSがあると忠実にエミュレートしてCPUサイクルに見合った実行タイミングで解凍してくれます。一方、ない場合はPC側に処理が移譲されてしまい、PCの速度で解凍されます。爆速です。自作ゲームのオープニングシーンなど、同期処理を作らない場合は音楽と画像表示にズレが発生します。その点は注意してください。

入手方法

吸い出しは同人サークル「CUBIC STYLE」さんの方法をご紹介させて頂ければと思います。別途ハードウェアが必要です。

マルチブートで GBA BIOS を吸い出す

エミュレータの設定(VisualBoyAdvance-1.8.0-beta3)

動作確認

「C:\devkitPro\examples\gba\template」をコマンドプロンプトで開いて「make」コマンドを実行します。数秒後「template.gba」が同フォルダに生成されます。

C:\devkitPro\examples\gba\template>make
template.c
linking cartridge
built ... template.gba
ROM fixed!

エクスプローラから「template.gba」(gbaファイル)をダブルクリックしてVisualBoyAdvanceと紐づけてください。以下のように表示されれば成功です。

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wikiのプログラム一式(ドキュメント、チュートリアル)

github(gbadev-ja)にアクセスします。画面中央の緑色アイコンの「code」をクリックしてDownload ZIPしてください。解凍後、make_all.batを実行すると各フォルダにgbaファイルが作成されます。batファイルはdevkitProのデフォルトインストール先(絶対パス)を指定している為、エラーが出る場合は変更が必要です。その後はwikiのチュートリアルを読んでいただければと思います。

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履歴


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Last-modified: 2025-07-03 (木) 22:33:32