ラジパイアドバンス拡張ボード

エミュレータも良いけれど実機プレイもしてみたい。そんなあなたにオススメなのはCUBIC STYLEさんの同人ハードウェア3点セットになります。必要なレシピは以下のとおりです。

https://cubic-style.booth.pm/

50分でできるインストールクッキング

その間にraspberry pi本体と拡張ボードをドッキングさせておきましょう。

tera termを別途インストールしてください。

ストール  「rpa」はカートリッジを読み書きするコマンド型のアプリケーションです。

まずライブラリのインストールと SPI を有効にします。
1. WiringPi ライブラリインストール

$ wget https://project-downloads.drogon.net/wiringpi-latest.deb $ sudo dpkg -i wiringpi-latest.deb 2. SPI を有効にする $ sudo raspi-config raspi-config ではラズパイの各設定が行えます。 5 Interfacing Options を選択して Enter P4 SPI を選択して Enter Would you like the SPI interface to be enabled? と表示、「 Yes 」 The SPI interface is enabled を表示、 「 OK 」 raspi-config を終了します。 正常に設定が行われると /dev/spidev0.0 、 /dev/spidev0.1 のデバイスファイ ルが見えるようになります。 3. rpa コマンドのインストール $ wget http://cubic-style.jp/rpa/raspiadvrw.deb $ sudo dpkg -i raspiadvrw.deb 2 4. rpa コマンド動作確認

拡張ボードにカートリッジを挿します。rpa コマンドを実行します。rpa コマンドは、
root 権限が必要なので root でログインするか、sudo で実行してください。

$ sudo rpa

コマンドオプション一覧
Main ROM mode =>

Cartridge type: MASK ROM
Game title: XXXXXXXXXXX

カートリッジの種類が表示されます。ちゃんと挿さっていないと認識されません。 ■カートリッジから ROM データを読み取る(吸い出す)

スロットにカートリッジを挿します。-r オプションで ROM データ保存先のファイル名
を指定します。

$ sudo rpa -r game.gba MAIN MEMORY: READ MODE => [##################################################] 100% read finish

吸い出した ROM データはエミュレータ等でプレイ可能です。
-L オプションで吸い出すサイズ(MB)を指定できます(デフォルト 16MB)

   カートリッジの ROM サイズに合わせて設定してください。 ■カートリッジに書き込む

対応しているフラッシュカートリッジを挿します。-w オプションで書き込む ROM ファイ
ルを指定して書き込みます。フラッシュカートリッジは書き込む前に、Flash を消して
空の状態にする必要があります。 フラッシュカートリッジの消去は -E オプション

 です。 $ sudo rpa -w game.gba MAIN MEMORY: WRITE START => [##################################################] 100% write finish! ■バックアップメモリからセーブデータを読み込む

カートリッジのバックアップメモリの読み書きは -s オプションを指定します。 -s -r

オプションで、バックアップメモリに保存されたセーブデータを保存します。 -w オプ ションでセーブデータを書き込めます。 $ sudo rpa -s -r game.sav Backup memory mode =>

Memory type: Sram(Fram)
Size: 32 KB

READ START => [##################################################] 100% read finish ■通信ポートでマルチブート  マルチブートには、両コネクタの端子が全結線されている通信ケーブルで GBA 本体と接  続する必要があります。GB ポケット用通信ケーブルを用いると、そのままのケーブルで 3  マルチブートが可能です。

注) GBA 専用通信ケーブルは、マルチブートは対応していません。

 マルチブートする。GBA 本体と接続、本体を起動して受信待ち画面にします。 $ sudo multiboot example_mb.gba (マルチブート用 ROM ファイルを指定)  マルチブート用サンプル ROM をダウンロード $ git clone https://github.com/cubicstyle/multiboot.git

マルチブート用プログラムは XXXXX_mb.gba のようなファイル名になっています。

■rpa コマンドソースコード rpa コマンドは機能追加やバグ修正を随時行っていますので、CUBIC STYLE のウェブ  サイトや Twitter をご確認ください。ソースコードを公開しています。  バグ報告や機能追加・修正のご要望もお待ちしております。 Github リポジトリ https://github.com/cubicstyle/raspiadvrw ■その他  拡張ボードの解説やラズパイを使った GBA 開発についてまとめた同人誌「ラズパイアド バンス」も頒布中です。拡張ボードのハンダ不良、動作不良などありましたらご連絡くだ さい。Twitter 等で最新の開発状況などを随時発信していますので、チェッ


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