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#author("2025-07-04T06:41:32+09:00;2025-07-03T22:33:32+09:00","","")
#author("2025-07-04T06:42:23+09:00;2025-07-03T22:33:32+09:00","","")
* devkitProのインストール [#oa52b218]
ここではWindowsのdevkitProインストーラを使った方法を説明します。macOSやUnix-like platformsで行いたい場合、公式ページを参照してください。
** インストーラのダウンロード [#ie205612]
- [[devkitPro公式ページ:https://devkitpro.org/wiki/Getting_Started]]にアクセスして「download the latest version of the graphical installer」をクリックします。~
#ref(1.png,nolink)
- 次に「devkitProUpdater-x.x.x.exe」をダウンロードします。~
#ref(2.png,nolink)
- ダウンロード完了後、インストーラを起動してください。~
** インストーラのセットアップ [#l5330125]
- Welcome to devkitProUpdater Version x.x.x~
#ref(3.png,nolink)
起動画面。とりあえず次へ進みます。
- Install or just download files?~
インストールしたいので「Download and Install/ install from downloaded files」を選択します。
- Keep downloaded files after install?~
インストール後の後処理について、ダウンロードファイルがいらない場合は「Remove downloaded files」を選択します。
- Check the components you want to install and uncheck the components you don't want to install. Click Next to continue.~
GBA開発だけしたい場合は「GBA Development」のみチェックをします。他の開発もしたい場合は別途追加してください。
#ref(4.png,nolink)
- devkitProUpdater will install devkitPro components in the following directory.~
devkitProのインストール先とアップデータの置き場所を指定します。バージョンが上がった時、インストール先の直下にあるアップデータを通して行ってください。
- Select the start Menu folder in which you would like to create the program's shortcuts.~
スタートメニューのインストール先。特に問題ないので次へ。
- インストール中...~
- Installation complete.~
おつかれさまでした。
** 環境変数 [#ea1a65c3]
インストーラーにより、いくつかの環境変数が登録されます。OSをクリーンに保ちたいという方はWSL2や仮想マシンで構築することを検討してください。/opt/*関連はwindowsに関係ないものですね。
Path c:\devkitPro\msys2\usr\bin
DEVKITARM /opt/devkitpro/devkitARM
DEVKITPPC /opt/devkitpro/devkitPPC
DEVKITPRO /opt/devkitpro
** アンインストール [#d3cf9ce2]
「C:\devkitPro\uninst.exe」を使えば綺麗に削除してくれます。
* エミュレータのインストール [#x6eb7c38]
エミュレータは完成の域まで高まっており、パソコン環境に関しても速度的に申し分ありません。ただし最新のエミュレータはデバッグコンソール出力(Mappy方式)がない為、%%大昔の%%VisualBoyAdvance-1.8.0-beta3をオススメします。VBAは日本語のprintfデバッグとして使えるのでまだまだ現役です。微細なタイミングやサウンド動作についてはmGBAを使ってください。~
-[[VisualBoyAdvance-1.8.0-beta3.zip:https://akkera102.sakura.ne.jp/test/VisualBoyAdvance-1.8.0-beta3.zip]]
-[[VisualBoyAdvance-1.8.0-beta3.tar.gz:https://akkera102.sakura.ne.jp/test/VisualBoyAdvance-1.8.0-beta3.tar.gz]]
* BIOSのインストール [#a573242d]
BIOSとはゲームボーイアドバンス本体に内蔵されているプログラムのことです。c言語でいう関数の集まりと思ってください。たとえばLZ77圧縮された画像データを表示したい場合、BIOSがあると忠実にエミュレートしてCPUサイクルに見合った実行タイミングで解凍してくれます。一方、ない場合はPC側に処理が移譲されてしまい、PCの速度で解凍されます。爆速です。自作ゲームのオープニングシーンなど、同期処理を作らない場合は音楽と画像表示にズレが発生します。その点は注意してください。~
** 入手方法 [#a573242d]
吸い出しは同人サークル「CUBIC STYLE」さんの方法をご紹介させて頂ければと思います。別途ハードウェアが必要です。~
[[マルチブートで GBA BIOS を吸い出す:https://cubic-style.jp/2018/09/24/dump-bios-multiboot/]]~
** エミュレータの設定(VisualBoyAdvance-1.8.0-beta3) [#r04b9bd8]
- ウィンドウのフォーカスが外れた時でも動作してほしい~
Options -> Emulator -> Pause when inactive チェックを外す~
- 画面を大きくする~
Options -> Video -> 2x window size~
- 描画方法の変更~
Options -> Video -> Render API -> Direct3D 9のFilter : Nearest~
- デバックコンソールのショートカット追加(''地味にオススメ!'')~
Tools - > Customize~
ToolsLoggingをshift + 1に割り当てる~
- 知っておくと便利なショートカット~
-- ctrl + x エミュレータを閉じる~
-- ctrl + r リセット~
-- space フレームスキップ(''こちらも知っておくと役に立ちます!'')~
* 動作確認 [#jb5ccfca]
「C:\devkitPro\examples\gba\template」をコマンドプロンプトで開いて「make」コマンドを実行します。数秒後「template.gba」が同フォルダに生成されます。
C:\devkitPro\examples\gba\template>make
template.c
linking cartridge
built ... template.gba
ROM fixed!
エクスプローラから「template.gba」(gbaファイル)をダブルクリックしてVisualBoyAdvanceと紐づけてください。以下のように表示されれば成功です。
#ref(5.png,nolink)
* wikiのプログラム一式(ドキュメント、チュートリアル) [#g098ca74]
[[github(gbadev-ja):https://github.com/akkera102/gbadev-ja]]にアクセスします。画面中央の緑色アイコンの「code」をクリックしてDownload ZIPしてください。解凍後、make_all.batを実行すると各フォルダにgbaファイルが作成されます。batファイルはdevkitProのデフォルトインストール先を指定している為、エラーが出る場合は変更が必要です。その後はwikiのチュートリアルを読んでいただければと思います。
[[github(gbadev-ja):https://github.com/akkera102/gbadev-ja]]にアクセスします。画面中央の緑色アイコンの「code」をクリックしてDownload ZIPしてください。解凍後、make_all.batを実行すると各フォルダにgbaファイルが作成されます。batファイルはdevkitProのデフォルトインストール先(絶対パス)を指定している為、エラーが出る場合は変更が必要です。その後はwikiのチュートリアルを読んでいただければと思います。
#ref(6.png,nolink)
** 履歴 [#gfa4226d]
- 2023/04/11
- 2007/09/04